弊社開発ジーネクサスフレームを使った木製ビニールハウスは雪国の強い味方です。

木製ビニールハウスとは

「G-NEXUS FRAME(ジーネクサスフレーム)」を使った木製ビニールハウスは、雪国での農業の普及を目指し開発しました。

長野県北部の山間地、当社のある飯山市は豪雪地として知られています。近年では平成17年12月中旬から断続的に雪が降り積もり、平成18年2月には飯山観測所で積雪量256cmを記録しました。毎年の冬の豪雪、そして甚大な雪害がたびたび起こる地域では、年間通して作物を生産することは、難しいと思われてきました。

そこで弊社は年間通して作業性、採算性の取れる農業用木製ビニールハウスを商品化しました。基本的に大掛かりな基礎は不要で、独自の方法でG-NEXUS FRAMEを使って建てた「木製ビニールハウス」です。

開発支援

《信州大学工学部SASTec内 長野HYBRID支援プロジェクト》を結成。

このプロジェクトは、「雪に強い農業用木製ビニールハウスを多くの方に利用してもらいたい」との共通の思いから・八十二銀行・長野県よろず支援・信州大学工学部・北誠商事で結成されました。

メリット

1. 冷暖房費用を抑えられ、年間通した栽培が可能

構造を形作る木材は、一般的な鉄パイプより熱伝導率が低いため、冬は冷気、夏は熱気を伝えにくい性質があり冷暖房費が抑えられます。冬期の実験では暖房なしで室温が最高30度に達することがありました。冬期間は、ほとんど熱源なしで葉菜類が2~3か月で収穫可能です。また高温性の果菜類以外の果菜栽培も可能です。一年を通した安定収入が見込めます。

一般鉄製ビニールハウス vs ジーネクサス木製フレーム
鉄製パイプ構造のハウスの場合
ジーネクサスによる木製フレームのハウスの場合
2. 基礎なしで簡単施工
基本的に大掛かりな基礎は不要で、地面を掘り下げた盤面を転圧して砕石を敷き詰め、そこにコンクリート二次製品を設置しG-NEXUS FRAMEを固定し埋め戻します。アーチの両端部を鉄製ワイヤーでつないだ構造体を1間(1m82cm)間隔で配置し、その間を木製の「つなぎ材」でつなぎます。土に埋まる木材やG-NEXUS FRAME下部は腐食防止の為に強化クロスを巻き立て防水加工します。
3. 小~大スパンのハウス設計も可能

G-NEXUS FRAMEは1メートルから9メートルスパンまで数種類あり、大スパンのものは2つに分けキット化して搬入し、現地で組み立てることができます。

G-NEXUS FRAMEは合板集成材から小さな部材を切り抜き組み合わせた構造体なので小さなスパンから大きなスパンのハウスを建てることが可能です。但しG-NEXUS FRAMEにも限界があり、積雪の量に応じて建て方の検討が必要となります。各種用途と地域に応じて強度の必要性が違いますのでご相談ください。

※農林水産省の支援事業『経営体育成支援事業』の中にビニールハウス整備が対象とありますので、市町村の農政担当部局や都道府県の農政担当部局、各地方農政局等に支援いただく方法もあります。

構造

独自の方法で貼りあわせた合板集成材から骨組みとなる木材を切り出す新工法を考案し、高い強度を確保。その自社開発したG-NEXUS FRAMEを活用した農業用木製ビニールハウスです。実験では、積雪1メートルに相当する重さ(300キロ)でも倒壊しない強度と、高い保温性を持っています。

G-NEXUS FRAMと下地材(木材)を使用した木製構造のハウスです。下地材等は金物で固定します。雪の多い地域には屋根の上に「雪割り」をつけることをおすすめしております。雪割りをつけると、雪が積もらず両側に落ちていく仕組みになります。強度が心配な場合は、建てた後でも補強することが可能です。夏には両サイドビニール巻き上げ式で通気性よく栽培することが可能です。

木製農業用ビニールハウス - 雪に強い

製作工程

土台・基礎工事
木製農業用ビニールハウス - 土台・基礎工事
  • 基礎なしで簡単に施工できます。
  • 柱を建てる部分に砕石を敷き詰め、その上にコンクリート板を設置します。
木製農業用ビニールハウス - 土台・基礎工事
  • コンクリート板に、ジーネクサスフレームの中央部を金物で固定し、等間隔に建てていきます。
木製農業用ビニールハウス - 土台・基礎工事
  • ジーネクサスフレームが土台に繋がり、建ちました。
  • アーチは小さいものから大きなものまで対応出来ます。
柱設置作業
木製農業用ビニールハウス - 柱作業
  • 柱足元にパッキンを入れ高さを調整する。
木製農業用ビニールハウス - 柱作業
  • 埋め込み部分は防水加工をします。
木製農業用ビニールハウス - 柱作業
  • 柱と土台はボルトで繋ぎます。
断熱材設置作業
木製農業用ビニールハウス - 断熱材設置
  • 下地材を入れます。下地材はその土地の積雪量等の状況に応じて設置します。
仕上げ
木製農業用ビニールハウス - 仕上げ
  • 窓、入口、扉金物を取り付け、ビニールシート・巻上げ機を設置して完成です。

強度実験

信州大学教授、院生、学生がフレーム強度試験を行いました。

木製農業用ビニールハウス
木製農業用ビニールハウス
木製農業用ビニールハウス
木製農業用ビニールハウス

農産物生育実証実験

信州大学農学部 大井美知男名誉教授と連携し、平成16年12月末からは年間を通じたハウス内地温と室温の変化、農産物の実証実験を行いました。

その結果、「地熱による暖かさを室内に保ち、寒い地域でも暖房費を掛けずに農産物栽培ができる」ことが確認できました。

飯綱町と信州大学が雪国での通年いちご栽培を実証。当木製ハウスの利用で冷暖房費の経費節約が可能です。

農業実証実験

農業用木製ビニールハウスの一般型ハウス組み合わせ

地域に応じたハウス、主に多積雪地用、中積雪地用、少積雪地用があります。

多積雪地用ハウス

多積雪地用ハウス 多積雪地用ハウス

中積雪地用ハウス

中積雪地用ハウス 中積雪地用ハウス

少積雪地用ハウス

小積雪地用ハウス 小積雪地用ハウス

農業用木製ビニールハウス関連資料一覧